自由を求めて

セミリタイアを目指す40代会社員の日々感じたことの記録をしていこうと思います。連絡先はkenkou146@gmail.comです。

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今日が無事ならばそれでよし

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人生に目標や夢は必ずしも必要ではないのではないかと感じるようになりました。今度旅行に行きたいとかプレステ4を買いたいとかくらいの目標や夢というか計画くらいならいいでしょうが人生をかけるようなライフワークなどは危険です。達成できなければもちろんつらい状況になり人生に深刻なダメージがありますし達成できたとしても達成した翌日からが危険です。

 

人生に虚しさを感じてしまう可能性もあります。定年を迎えて自殺してしまった大学教授がいました。もちろん自殺した理由は本人しかわかりませんが仕事をライフワークとしてしまったのではないかと推測します。生きるということは1日1日を過ごしていくことです。その日の小さな達成に満足して小さな喜びに心を癒されてとりあえず明日も生きていくということでいいのではないかと思います。

 

未来が現在より大事というわけではないし未来がどうでもいいというわけでない。結局のところ一日一日を過ごしていくことしかできず豪華で派手な生活と思われるものも近づいてみるとたいしたことはないでしょう。日常生活に起きるささいな出来事はすべて価値があると考えれば平凡な生活が死ぬまで続いたとしても怖くはないと言えるのではないでしょうか。

 

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人間いつ死ぬかは誰にも分かりません。なんとなく自分は当分死なないような気持ちでみんな生きていますが今日死ぬかも知れないわけです。事故や災害で死んだ人たちも前日に「明日、自分は死ぬなあ」と思っていたわけではないのです。見知らぬ他人だけでなく自分が親しくしていた人も死んでいきます。そういう時は心が悲しみで満たされ沈んだ気持ちになります。

 

だから事故や災害、病気に注意しようという話ではなくて明日死ぬかもしれないのだから今日1日を楽しみたいです。おいしいものを食べて酒を飲んで酔っ払い、面白い本を読んで楽しいゲームをする、そんなふうに毎日楽しんで生きたいです。人間はいつ死ぬかわかりませんから。わからないからこそ、あまり大きな目標や夢を持たずに日常生活の中から喜びを見つけて毎日を楽しむ方がいいです。

 

メディアを見ると絶望的な話が毎日これでもかというくらい流れてきます。独裁国家の話やテロ、難民、経済危機、事故、犯罪など毎日無事に生きていられるのが不思議なくらいです。無事に生きている人はだれでもみんなものすごい幸運だと言えるでしょう。絶望的な世の中に感謝の気持ちを持ってひとまず生きていこうと思っています。

kindle unlimitedに入ったとたん読もうと思っていた本が対象外になった

 

[まとめ買い] 御用牙

[まとめ買い] 御用牙

 

 

kindle unlimitedの3回目の再開を決めました。西村寿行という一昔前のベストセラー作家の作品が10本以上unlimitedの対象となっていたのでしばらく入って対象の作品は全部読もうと思いました。1冊ダウンロードして読み終わり次の作品を読もうと思ったら全部対象から外されていました。一瞬何が起こったか理解できませんでした。何度も何度も検索して確かめて事実を理解しました。おい、ふざけるなアマゾンと心の中で叫びました。僕はアマゾンからよくこういう仕打ちをうけます。

 

買った本が数日後に半額セールになるということはもう今では当たり前のこととして考えています。最近買った本が僕がunlimitedに入ったとたんunlimitedの対象となったりもしました。アマゾンが僕の行動をモニタリングしてわざとやっているのではないかと思うくらいです。アマゾンにとって僕はかなりのお得意様のはずです。もっと顔色をうかがってもいいと思うのですが巨大アマゾンにとっては僕のことなどアリのような存在なのでしょう。

 

すねていてもしかたないので御用牙という劇画を全15巻読みました。なんとなく読み始めましたがこれがかなり面白かった。江戸時代の話で型破りな十手持ちが主人公です。人情的な話有り、江戸時代の小話的な話有り、巨大な悪との戦い有りでとても楽しめました。興味深いのが当時の武士の貧乏っぷりの話です。江戸時代となり平和な時代が長く続くとほとんどの武士は貧乏になり商人が金持ちになります。

 

貧乏になった武士が起こす事件もけっこう描かれていました。武士というのは役人で今で言うところの公務員みたいなものといってもいいです。武士の子供は全員武士になるのでどんどん公務員の数が増えていき人件費がかさみ政府の財政が常に赤字状態となったわけです。家は長男が次ぐので次男や三男に生まれたらどんなに優秀でも向上心があっても一生冷や飯食いで結婚もできず貧乏暮らしが決まってしまうのです。

 

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金持ちの商人は妾を何人ももって贅沢な暮らしをしており武士は商人から借金をしていて頭が上がらず完全に武士と商人の立場が逆転しているのが面白い。江戸時代は完全な身分制度なのに経済によってそれが入れ替わるのが人間社会というものなのでしょう。それは健全な姿でもあります。現代で将軍様を頂点にする某独裁国家は経済どうなろうが体制がゆらぐ気配もない。狂気じみているというか全ての人間の頭が病気になって洗脳されている感じがする。それに比べれば江戸時代は健全だったのでしょう。

 

他には破戒裁判という小説を読みました。これは裁判でのやりとりのみを小説の舞台にした作品です。絶体絶命の被告人を弁護士が救う手腕が見所です。これも一昔前の小説ですが十分楽しめました。これからは漫画の子連れ狼や女帝を読もうかと思っています。kindle unlimitedのサービスは読みたい作品があったら入ってなくなったら退会するということを繰り返すのが効率的です。ずっと入っているサービスではないようです。

2019年3月の支出と振り返り

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寿司屋 2020円

カレー1000円

モスバーガー1760円

餞別2160円

牛丼610円

スーパーコンビニ11662円

歯医者4160円

携帯1888円

ノート1000円

キンドル3386円

将棋アプリ486円

プレイステーションネットワーク5143円

ネットフリックス864円

漫画喫茶980円

床屋1800円

県民共済2000円

ATM手数料108円

家賃50000円

計91027円

 

[外食 5390円]

ここ数ヶ月まったく外食に行っていなかったと記憶しています。外食はお金ばかりかかって無意味なように感じたためです。外食に行きたいという気持ちも起こりませんでした。もっとも外食と言っても僕の場合は安いところばかりですけど。しかし毎日単調な生活を送っているともう少し人生に潤いがあったほうがいいのではないかという気もしてきました。

 

週に1回くらいは外食をして気分転換しようかと思いました。吉野家の牛丼もものすごく久しぶりだったからか、ものすごく美味しく感じました。寿司屋ではスマホでブログ記事を見ながら寿司を食べていたら開放感を感じました。やはり週に1回くらいは外食しようかと思いました。

 

[餞別2160円]

同僚が転職して職場を去るためお菓子を購入しました。いろいろ助けてくれた人だったので残念ではありました。それでもまだ自分の部署は安定していてまともな人間が揃っているのでありがたいことです。おそらく二度と会うことはないでしょうが人と人の交流というのは虚しく寂しい気もします。せめて交流しているときは仲良くしていたいものです。

 

[ノート1000円]

ノートに課金していますがけっこう満足しています。ほぼ毎日更新されていてしかも分量があり中身もけっこうあります。文章もやはり才能なのかと悲しい気持ちにもなったりします。いつか自分も文章でお金を稼げるようになりたいと思い参考のためにも読んでいます。しかし文章でお金を稼ぐ難しさをしみじみ感じてもいます。

 

[プレイステーションネットワーク5143円]

1年契約なのですが自動更新なので勝手に次の年度の分も引き落とされてしまいます。やめたいと思っても一生やめられないかもしれません。今のところ鉄拳で利用しているのでかまわないのですけど。フリーゲームも遊んでみようと思います。

 

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[2019年3月を振り返って]

 比較的平穏と言えば平穏な日々でした。ただ違う部署にやってきた特大級のモンスターがたまにからんできて油断のできない日々でもありました。結果として大きな事件はありませんでしたが存在するだけで本来必要のない神経を使ったりして疲れた面もあります。少なくとも来年の4月まではこのままなわけでやや憂鬱です。それでも現在自分の部署はまともな人間しかいないので贅沢な悩みなのかもしれません。

夏目漱石の「それから」の主人公が勤労精神がなくて面白い

 

それから 門 (文春文庫)

それから 門 (文春文庫)

 

 

歴史に残る文豪、夏目漱石が「それから」という小説で今で言うところのニートを書いています。当時と現代では社会背景が違いますのでニートと言っていいかどうか難しいところもあります。ただ「それから」の主人公代助は大学を卒業したにも関わらず30になっても親のすねをかじってブラブラしているのでニートといってよさそうです。当時はニートという言葉もなかったですが本当にこの主人公はなにもせずにブラブラしているだけなのです。だけどそれだけの描写なのになぜかとても面白い。何が面白いかと言えば代助の頭の中の考えが面白いのです。

 

自分がなにもせずにブラブラしているのをやたらと小難しい理屈を持ち出して正当化します。父親に何かしたらどうだと言われるとむしろ父親を軽蔑したような目でみます。心の中でも軽蔑していて父親は資産家で父親の援助で生きているのに父親は古い時代の考えにとらわれていると哀れみを感じています。現代だけでなく当時としても恐らく主人公は変わった人間として見られていたはずですが主人公は特に悩むでもなく明るく生きています。

 

親友の平岡からなぜ働かないのかと聞かれた時も織田信長の料理人の話を持ち出し生活のために働くことのデメリットを語ります。あれやこれやと理屈をつけて結局自分が働かないのは社会が悪いと語ります。屁理屈であり甘ったれるなと言われてもしかたありませんが僕には代助の考え方が非常に心地よく感じます。僕が働きたくないのも結局のところ社会が悪いのです。

 

親友の平岡は自分は生活のために働かなくてはならない、働いていれば社会のことなど気にしている暇はないと語ります。平岡には働かなくていい身分の代助に対していらだちと嫉妬があります。平岡の言いたいことはよくわかります。2人の問答はどちらの考えも自分自身とシンクロしています。それでも生活のために働くのは害悪だと言わんばかりの代助の考えのほうが僕の中ではしっくりします。

 

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代助はニートであるにも関わらず親からしつこく結婚を勧められます。ニートなのに結婚を勧められるのが現代と違う時代という気がします。結婚すれば何か始めるだろうということで進められるのですが結婚難の現代日本からすれば異世界のような感じです。昔は女性は結婚するしか進路はなかったので資産家の息子というのは選び放題だったのでしょう。しかし代助は何となく結婚も面倒臭いといった感じでブラブラしています。

 

そんな状況で親友の経済的困窮を救おうと兄や兄の奥さんにお金を都合してくれと頼んだりします。底抜けのお人よしというかお坊ちゃんというか浮世離れした感覚です。ですが働きもせず親や兄にお金をせびり、それでいてみんなに愛されてのんびり明るく過ごす代助は僕の理想と言えます。ただ小説はこれから破滅的な展開になっていくので、そこのところは共感できない部分です。

 

代助は親友の奥さんに手をだして親からも勘当されてしまうのです。まだそこまで読んでいないのですが話の結末を知っているだけに読むのが気が重いです。最初から最後までのんびりダラダラ過ごすニートの話なら僕にとって最高傑作だったのですが残念です。

風邪をひいて昔の日本人や北海道の人の勇者ぶりを感じた

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自分はもう風邪をひかない人間に進化したと思い込んでいました。ここ数年風邪をひかなかったからです。それが去年12月にひいて4月になっても風邪をひきました。4月に入って急に真冬並に寒くなったらあっさり風邪をひきました。1週間ほど引き込んでいました。真冬の間は湯たんぽをいれて寝ていたのですが3月半ばから暖かくなりやめていました。それが敗因です。少し寒くなったところで湯たんぽを復活させればよかった。それにしても少し寒くなっただけで風邪をひくなんて自分の体の弱さが嫌になります。

 

とうてい僕は北海道とか寒い地域では生活できないと思います。寒い国に住んでいる人は部屋を暖かくしているとか体が慣れるとかいろいろ話を聞きますが、どう考えてもマイナス10度とか20度とかいう世界に住めるとは思えません。マイナス0度が限界です。僕は風邪をひきたくないので暖かいところに住みたいです。風を引くと1週間くらいほとんどなにもできなくなってしまうのも困りものです。

 

職場に行って早退しては寝るということを繰り返していました。どうせなら休んだほうがいいのですが年度の切り替えでどうしても休めなくて出勤していました。プライベートの活動は何もできない状態でした。このブログも見ている人が少ないしお金を稼げているわけでもないのでやめたところで何かが変わるわけではないのですが自分の中で習慣化していることをできないのはなんとなく気分が悪いです。

 

それは個人的なことだからいいとしても世の中にはどうしても休めないし早退もできないという立場の人もいるでしょう。僕程度の人間でも休むわけにいかず出勤していたのだからもっと重要な立場の人は掃いて捨てるほどいます。そういう人はどうしているのだろうとぼんやり考えていました。根性とか気合とかで乗り越えるにしても限界があります。座っているだけでもキツイと感じ始めたら精神力でどうにかなるレベルではないでしょう。

 

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結果として休むしかないわけだけど不思議とそういう立場の人はあまり体調不良になったりしません。そういう現象を見ると風邪をひくのは体調管理ができていないからだという理論も一定の説得力があります。思うに休めない立場の人は緊張感が高まりアドレナリンなどもでて風邪をひきにくくなっているのかもしれません。とはいっても人間だから風邪をひくときはひきます。

 

どんな人間でもいきなり体調不良で出勤できなくなる可能性があるという前提で仕事をすべきなのです。問題はそれが実現不可能ということなんですけど。ブラック企業の非道ぶりはよく聞きますが風邪をひいて体調不良の時はどうするのでしょうか。そんな時でも残業で終電まで残るのでしょうか。残ったとしてもなんの戦力にもならないと思います。

 

ブラック企業に勤めていなかったとしてもエアコンとかない時代の日本人はブラック企業勤務並みに大変だったと思います。明治時代とか小屋みたいなところで北海道に住んでいる人がたくさんいたのです。日本昔ばなしにでてくるすきま風入り放題の家に住んでいたお百姓さんたちもすごいです。よく生きていられたよねと思います。北海道に住む人や昔の日本人の勇者ぶりを改めて痛感しました。僕は勇者ではないので来年からは4月になっても寒くなったら湯たんぽを復活させようと思います。

西村寿行 滅びの笛を読んだ感想

 

滅びの笛 (徳間文庫)

滅びの笛 (徳間文庫)

 

 

滅びの笛という作品はずっと以前にAMAZON キンドルのキャンペーンで安くしていたので買ったまま忘れていました。200円とか300円で安く買った本はあまり執着がないのでそのまま忘れて読まないことがあります。読む本がなくなり探していたところでそういえば買ったけど読んでいない本があるなと思い出し探して読み始めました。作家の名前も聞いたことがなかったしどんな内容の作品かも覚えていませんでした。

 

内容は始めのうちは役人の仕事の話で地味でした。通勤電車で少しずつ読んでいくとだんだん面白くなり半分位読んだあたりではまり始め一気に読んでしまいました。この作品はいわゆるパニックものと呼ばれるジャンルです。ドブネズミが大量発生して人間を襲い始めさらには病原菌をばらまき一つの都市が壊滅するという話です。ドブネズミが大量発生して人間を襲うというのは僕には説得力があるように感じました。

 

というのもさいとうたかをの「サバイバル」という漫画を昔友人から借りて読んだことがあるからです。その作品もネズミとの戦いを描いたものでネズミの恐ろしさを嫌というほど思い知らされました。ネズミの恐ろしさの一つはその繁殖力の旺盛さです。1組のねずみが1年後には5千匹になるそうです。増えたネズミがまた同じように子供をつくるわけだからまさにネズミ算式に増えていくのです。

 

そのネズミは毎日自分の体重の4分の1の重さのエサを食べないと飢え死にするそうです。だからなんでもかじりなんでも食べます。丈夫な歯を持ち人間で襲いかねない食欲を持っています。とくにドブネズミは鳩くらい大きくなるものもいるらしく恐怖の対象としてはゾンビ並と言えます。そのドブネズミがこの小説では様々な要因により20億匹まで増えてしまい人間都市を襲い始めます。

 

そして人間はいいようにネズミにやられっぱなしになります。警察や自衛隊でもネズミに歯がたちません。圧倒的な数で小さく素早いネズミは全滅させようがないのです。それが恐怖とともになぜか爽快感を感じてしまいました。自然を破壊しておごり高ぶる人間に怒りの一撃を食らわしているように感じました。この小説のテーマとして自然破壊というものがあります。

 

主人公は役所の人間で自然の生態系を守るために必死で狩猟禁止を法制化しようと動きます。しかしアメリカで銃を禁止するのが難しいように日本でも銃のメーカーなど様々な圧力団体や役所のセクショナリズム、業者との癒着に阻まれて結局何もできずにいます。生活のためにでもなく娯楽のために狐やイタチ、鳥類を殺してネズミの天敵がいなくなりネズミの大量発生につながります。

 

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そういう調子に乗っていた役人や政治家、業者がネズミの脅威にさらされて青ざめる姿は自業自得という面があります。ネズミに頑張って腐った人間社会を叩きのめしてくれというような気持ちになります。しかしまったくなんの罪もない一般市民も死んで行くので 恐怖や理不尽という気持ちも感じます。縄文時代から人間はネズミに悩まされてきました。

 

さらにペストなどの病原菌を広めて何百万という人間を死に追いやったという歴史的な事実があります。読んでいると恐怖に説得力がありました。西村寿行という作家は知らなかったけど売り出し中の作家かなと注目しました。しかし調べてみるとすでに死んでいる作家で一昔前のベストセラー作家でした。作品も結構昔の作品ですがあまり古びた感じがしないのはたいしたものだと感心しました。

ブラック企業をなくす方法

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僕はブラック企業が嫌いです。なぜ嫌いかと言えば個人的に転職活動がする気になれなくなるからです。これだけブラック企業がたくさんあるとへたに転職するとサービス残業の嵐、パワハラで精神崩壊という未来が見えるようで怖いです。勢い今のままでも生活できるからまあいいかと現状維持を選択してしまいます。そういう個人的な事情は置いておくとしてもブラック企業の話を聞くと気分が悪いです。

 

振り込め詐欺とかアポ電強盗の犯罪を聞くのと同じような苦々しさがあります。実際していることは法律に反していて他人の権利を侵害しているのだから犯罪組織と言ってもいいのに堂々と存在しています。残念ながら日本政府にブラック企業をなくすという意思はないようです。経団連とかの圧力だと思いますが人が死んでもわずかな罰金で許されてしまいます。

 

 もはや日本は根本的にはどうにもならないでしょう。ブラック企業は日本という国が存在する限り存在するはずです。ゴ〇ブリとかどぶネズミとかと同じように強い生命力と繁殖力で生き残ります。それでもどうやったらブラック企業を無くせるのかを考えたいと思います。人間社会から犯罪をなくすことはできないけど減らすことはできると色々考えるようなものかもしれません。

 

[民間の新入社員は3年は残業させられないようにする]

すべてのブラック企業に共通することは社員にサービス残業をさせて使い捨てにするということです。ブラック企業をなくすためには残業をなくせばいいということになります。残業代を払えば残業させてもいいとなると払わない企業が続出するので入社して3年間は残業を禁止ということにすればいいです。4年目以降の社員のみ残業をさせられるとなれば新入社員を使い捨てできません。

 

最初から使い捨てにするつもりで人を採用する企業をなくすには結局これしかないです。一切の例外なく最初の3年は1週40時間までとします。4年目以上は残業させることも可能としても辞められたらまた残業させられない新入社員の採用となってしまうのでベテラン社員は大切にされるはずです。とにかく最初の3年は週40時間とすれば新入社員が過労死したり自殺したりすることはなくなります。

 

[使わない限り有給は永遠に消えないようにする]

有給休暇は法律で認められた労働者の権利でありお金と変わりません。当然、企業側からすれば使われなければその分得するのでなるべく使わせない方向でいきがちになります。社員が有給を使えば現場が回らないような状況にしておくことで有給を使う人がまるで空気が読めない自分勝手な人というような感じになってしまいます。こうして有給は使わないのが社会人としての立派なふるまいのような雰囲気になっていきます。

 

 有給休暇の制度としての欠陥は使わないでいると有給休暇が消えていくことです。2年立つと消えてしまいます。まずこのルールがおかしい。10年でも100年でも個人の権利として存続するようにします。さらに40日より多くは有給を持つことができずそれ以上取得したとしても消えてしまいます。このルールも意味がわかりません。100日だろうが1000日だろうが貯めておけるようにします。

 

そして転職などして有給を消化する期間がなくてもやはり消えてしまいます。企業にたいする権利を勝手に消すなよなと思ってしまいます。転職しようがその企業への債権として請求権を持ち続けるようにします。使用していない有給休暇は会社を辞めた相手には1日あたり10万円で買い取らなければならないとします。そうすれば企業は必死に有給消化に努めるでしょう。

 

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[従業員同士必ず、さん付けして丁寧語で話すことにする]

もう一つブラック企業の特徴をあげると暴言や侮辱的な発言によるパワハラです。社会人になったら法律で呼び捨ての禁止とタメ口の禁止を定めればいいと思います。丁寧語であっても十分リーダーシップをとることは可能です。無意味に崩れた言葉や乱暴な言葉遣いをすることにより自分の優位を示そうとする人がいますがブラック企業もまさにこれでしょう。

 

相手を呼び捨てにしたり、お前と呼んだりすることは日本語ではかなりはっきりとした上下関係を示すだけでなく状況によっては相手を攻撃する意図を示します。実際には攻撃する意思はなかったとしても攻撃を誘発しやすい環境や感情を作ります。生活の乱れや心の乱れは言葉の乱れに現れると聞いたことがありますが言葉遣いを正しくすれば人間関係もまともなものにできる可能性が高くなります。

 

お前呼ばわりされたり呼び捨ては録音しておいて訴えたら100万くらい賠償もらえるくらいでいいと思います。社会人になって10代のようにいきがった話し方するなよなと思う人はたまにいます。ブラック企業にはそういう人が集まっていると予測します。言葉遣いを正しくするという地味なことが大きな効果をもたらすと思います。

 

[まとめ]

まとめると①人を雇って3年は週40時間を超えて働かせることはいかなる理由があっても許さない。②有給は使うかお金に換金する以外は消えないようにする。③お前呼ばわり、呼び捨て、タメ口は禁止して違反したら100万罰金とする、となります。これが実現すれば日本からブラック企業が駆逐されるはずです。

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