[芸能人はセミリタイアする確率が高い]
芸能人と言われる人達は、セミリタイアをよくしているようなのです。芸能界という場所で売れ続けることは大変なため、一時的に売れたとしても、次第に仕事がなくなり、お金を残していた人は、セミリタイア生活に突入することになります。
お金を使い切ってしまった人は飲食店でアルバイトをしたり、けっこう大変な生活をすることになります。なまじ、一度華やかな世界でスポットライトを浴びたことがあるだけに精神的には相当つらいと思われます。
[しくじり先生]
しくじり先生という番組がテレビ朝日で時々放送されています。かつて人気者だったり、成功者だったりした著名人が、自分の失敗を告白して反省する番組です。これがなかなか面白いのです。
何回か番組を見ていると見事なまでに失敗する芸能人たちには、法則があります。
①売れっ子になって毎月、何百万、何千万というお金が入ってくるようになる。
②自分の実力を過信して、所属事務所やスタッフに対して自分勝手な態度で接するようになる。
③金遣いが荒くなり、人にお金を貸したりするようになる。
④次第に人気がなくなり、仕事がなくなっていく。
⑤反省して態度を改めるが、多くの人に見捨てられる。
⑥お金もなくなり、どうしようもない状況になる。
人によって順番や細部は多少変わりますが、だいたいこういう流れをたどることが多いです。どの話からも得られる教訓は、人気者になろうが、収入が増えようが謙虚でいることが大切ということです。
[成功して謙虚でいることの難しさ]
しかし成功して謙虚でいることが、いかに難しいかは僕自身も個人的な経験からよくわかります。僕の成功はとてもスケールの小さいものですけれど、投資で少しまとまったお金が入ってくると、自分のことを成功者と思うようになり、他人を見下すようになりました。といっても、そこまで露骨に態度には表しませんでした。
僕程度の成功でもこうなるのだから、人気者となり毎月何百万、何千万円と収入があって謙虚でいることなど普通の人間には極めて難しいのだと思います。
[お金の使い方が大事]
そして金遣いが荒くなることも、しくじってしまう人の特徴です。なぜか芸能人は成功すると人にお金をどんどん貸すようになるのです。当然のごとくみんな踏み倒されます。それでも一度成功するとまたすぐお金が稼げるという気持ちになるようです。
しかし時は流れており、仕事もなくなり一文無しの状態で呆然とするという人が多いです。謙虚でいること、お金を大切に使うこと、それが、しくじらないために必要なことのようです。
セミリタイアを目指す人間には、自分勝手だったりお金使いが荒い人はいないでしょう。セミリタイア生活者は、しくじりからもっとも遠い存在と言えます。