[ニートはセミリタイア生活に通じる]
カリスマブロガーpha氏の著書「ニートの歩き方」を読みました。図書館で借りて読んで、結局紙の本を読みました。風呂に入りながらゆっくり読みたかったのです。一度読んだものを買い直したくらいだから、僕はこの本を気に入っています。
この本はニートについて書かれた本ですが、あまり働かずにお金をかけずに楽しく生活するということがメインに書かれていてセミリタイア生活に通ずるものだと思い読みました。
[インターネットの素晴らしさ]
この本でまずpha氏はインターネットの素晴らしさを述べています。インターネットがあれば仕事をしなくても楽しく生きていけると感じたから仕事をやめてニートになったそうです。一流大学を卒業して安定した楽な職業を得たにも関わらず60歳まで働くことには耐えられなかったわけです。今何かと話題の新卒フリーランスや大学辞めてプロブロガーになるとかいった流れの走りだったようです。
phaさんはインターネットの利点を3つ上げています。
①人とのつながり
②暇つぶしにすること
③生きていくのに最低限のお金
phaさんはニートになってからのほうが友人や知り合いが増えたと書いています。ここらへんが一般的なニートやセミリタイア者とは違うようです。僕にはネットで友達や知り合いを増やすことなどできそうにありません。コミュニケーション能力の高さと積極性が半端でないです。ツイッターで今日、夕食一緒に食べませんかとツイートして一緒に食事に行ったりとか、どこが人付き合いが苦手なんだとは思いました。
[ゆるい交流とゆるい生活]
pha氏は他人とのゆるい交流とゆるい生活をしています。バリバリ働く適性がない人間はそうすべきだと語っています。思いっきり適性がない僕としては非常に説得力のある言葉でした。
「人と直接コミュニケーションをとらずに孤独にならない」ことを目指していると書いてありますが、これも言いたいことは本当によく理解できます。面倒な人間関係は断捨離したいけど一人ぼっちで孤独は嫌だという気持ちです。なにか、たまり場のようなものがあれば、ブラッと立ち寄って世間話をしてまたブラッと家に帰っていくというような場所があれば孤独になりにくいです。
しかし現実にはそんな都合のいい場所はあまりありません。そこでpha氏はシェアハウスを作ることに力を入れています。何人かの人間と共同生活をして友達や知り合いが気楽に遊びに来れる空間を作って、孤独になりにくいたまり場を作ったのです。
「対人能力がなくても孤独にならないようにしたい」と書いていますが、それがたまり場を作るということなのでしょう。ただphaさんは対人能力は人並みか人並み以上にはありそうに感じます・・・
[たまり場を作りたい]
シェアハウスを作るのは、僕にはハードルが高すぎるので無理そうですが、何とかたまり場を作れないだろうかと考え続けています。考え続けているだけで今のところ何もいい案が浮かばないのですが、なんとかいい方法を思いつきたいです。
少し考えているのは、田舎に安い家賃で家を借りてたまり場にするというものです。しかし田舎まで行くのもなんか面倒くさいし、果たして人が集まるだろうかという気もします。今後の課題となっています。
この本には、他にも労働についての考え、ニートの生活について、ネットで稼ぐ方法など盛りだくさんです。セミリタイアを考えている人が読めば必ず得るものがあると思います。興味があったら読んでみてください。