[コストパフォーマンスは良かった]
100円居酒屋という店がありました。立ち飲みだったのですがほとんどの飲み物と食べ物が100円という非常に安い店でした。職場の人間に誘われて2回ほど行ったことがあります。500円もだせば少しほろ酔いになり幸せな気持ちになれるのは非常にコストパフォーマンスが良かったと言えます。
[店長の接客態度が悪すぎた]
コストパフォーマンスは良かったのですが問題もありました。安かろう悪かろうということなのか店長の接客態度が悪すぎたのです。客層は良くて仕事帰りのスーツを着た善良そうな会社員がほとんどでした。だから調子に乗っていたのか店長の態度が横柄なのです。
初期の美味しんぼに出てくる「お店の記事が雑誌に乗って客が殺到して調子にのっているお店の人」のような感じでした(笑)リアルでこんな店長がいるのかよという気持ちになりました。
一緒に行った職場の人間が揚げ物を注文すると「揚げ物は時間がかかるから一緒に頼んでよ!」とキツイ感じで言ってきました。親しい常連客に冗談まじりに言うなら理解できますが店長は本気で抗議していました。その後もネチネチと嫌味を言ってきたりしました。
観察していると僕らだけでなく誰に対しても同じような態度で接していました。みんな善良な一般市民という感じで「いやあごめん。ごめん。」みたいな感じで気持ちよく答えていました。ただ僕はこういう接客態度は間違っていると感じる人間だったので2回で行くのはやめました。
別にものすごく立派な接客を求めているわけではないのです。普通の接客でいいと思っています。職場で人に気を使ってさらにお店でまで必要以上に気を使いたくないのです。それでも同僚は安さが魅力なので通っていました。
[客がブチギレた話を聞いた]
その同僚からある客がマジギレしたという話を聞きました。「なんだその態度は!!」というブチギレた客がいたのです。かなりのトラブルになったそうです。僕が店に行った時も血の気の多い客なら怒り出すよなと感じていました。そのせいかどうか知りませんがまもなく店は閉店となりました。
接客なんて感じよくきちんとしていてもクレーマーに文句を言われる世界です。店長もいい年のように見えたのですがその年までどうやって生きていたのか不思議です。今の世の中どの店に行っても接客態度はけっこういいのがあたりまえです。ある意味貴重な経験をしたともいえます。
[落ち着ける店がいい]
値段がリーズナブルなのも大事な要素ではありますが結局その店にいて落ち着いた気持ちになれるかどうかが一番大事です。少しくらい割高でも気持ちいい店に行きたい思っています。