日本人の死亡理由で一番多かったのがガンだったと思います。それでも子供の頃から健康だったので、どこか他人事というか自分はガンにならないのではないかと根拠なく思っていました。
当然ガンになった人達も自分がなると思っていてなる人はいません。ガンになったとわかった時はまさか自分がという思いでいっぱいだったはずです。
長生きしたいわけではないですが苦しみながら生きたくはないのでできることならガンにはなりたくありません。ポックリとこの世からお別れするのが理想です。なので1年に1回くらいはガン検診を受けたほうがいいと思うようになりました。
[結局お金の問題]
科学技術や医療の発達によりガンを見つける方法や精度も飛躍的に進歩しています。従来のやり方は乳ガンがあるかどうか検査する方法は機械で乳房を押しつぶすやり方だったそうです。
息ができないくらい痛かったそうです。それが最新の検査方法では基本的に寝っ転がっているだけで大丈夫です。しかしこの最新の検査方法は1回5万円かかり保険もききません。
毎年気軽に受けようという気持ちにならない金額であることは確かです。特に健康に自信がある人はそうでしょう。しかし普段健康であることとガンになるかならないかはあまり関係がないようなのです。ガン検診を受けたほうがいいのは間違いありません。
知り合いでとても活動的な人がいました。しょっちゅう外国に行ったりボランティア活動をするような人でした。ある日ガン検診を受けたら乳ガンだということがわかりましたが早期発見だったため無事手術が終わり今でもピンピンしています。
いったんガンになって手術で摘出できないとなるとお金の問題も大きくなります。様々なガン治療の方法があり怪しげな民間療法もたくさんあります。
費用も何十万、何百万とかかるものもありどれが有効で本当に効くのかはっきりしません。ガンになってお金の問題や治療法で悩むよりは検診の手間やお金はたいした問題ではないと言えそうです。
[がん患者が話し合う場所がある]
現在はガンになってもガン細胞が大きくなったり転移するのを遅らせることが可能です。そのためガンになったらすぐ人生お終いと言うわけではなくガンになったまま何年も働きながら生きるという人もいます。
そういった人達が自分の悩みや気持ちを打ち明けたり話し合ったりする場所があるそうです。NPO法人が立ち上げた施設で無料で利用でき看護士の人が話し相手になったり患者同士で話し合ったりします。
確かに人間は自分の気持ちを誰かに聞いてもらえるだけでスッキリしたり元気になることも多いので、とてもいい施設だと思います。
友人や職場の同僚に話しを聞いてもらいたくても話しが深刻過ぎて相手も困るでしょう。結果誰にも話せず一人で悩みを抱えている人は多そうです。
アメリカではカウンセラーがメジャーな職業ですが日本ではあまりそういった活動の話を聞きません。日本でもそういった場所や職業が増えていいと思います。
[がん患者の人生観は説得力があった]
テレビでたまたま見たガン患者の言葉がとても深く感じました。その人はガンになり治らない状況であるにも関わらずひどく淡々とした感じなんのです。どうしてそんなふうに悟ってガンを受け入れられるのかと聞かれて以下のように答えていました。
「自分でもよくわからないけど世の中の出来事には理由がないと思っているからかもしれません。変な話だけど今毎日楽しんでいます。残りの時間で何がやりたいのか何が楽しいのかが一番大切なんでしょうね。家族とも本当に仲良く接するようになったしガンにならなければこういう時間はすごせなかったかもしれません。」
自己啓発本にはよく載っていそうな言葉かもしれませんが、その人の言葉は重みがあり確かな説得力を感じました。自分が何をしている時が一番楽しいのか自分で知っているということが一番大切なのでしょう。
[まとめ]
ガンでの死亡率が高いにも関わらず大半の人は自分と関係ないこととして生きています。健康の心配ばかりして生きているのも不健全ですが一年に一回くらいは定期検診したほうがいいです。それがとてつもない苦しみを味わうことになるかどうかの分かれ道かもしれません。
ただ金銭的負担や忙しい人は時間の問題もあります。千円くらいで5分で検査が終わるというのが望ましいです。普通の健康診断でさえ5,6千円かかって2,3時間かかるので難しいとは思います。でも将来的にはそうなっていてほしいです。