自由を求めて

セミリタイアを目指す40代会社員の日々感じたことの記録をしていこうと思います。連絡先はkenkou146@gmail.comです。

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高等遊民になりたい~夏目漱石の「それから」を読んで~

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[今で言うニートが小説の主人公]

明治の文豪夏目漱石の小説「それから」を読みました。この小説の主人公は大学を卒業しても仕事に就かず30才になっても親のスネをかじってブラブラしています。明治時代にはニートという概念はなかったでしょうが主人公の状況は今で言うところのニートです。


この主人公はニートと言っても部屋に引きこもって親から仕事を探せと怒鳴られながら憂うつに生活しているわけではありません。一軒家に住み家政婦さんもいて学生を家に下宿させて細かい用事をさせて本人は優雅に暮らしています。


この主人公の面白いところは現代のニートのように劣等感に苦しんだり社会復帰しなきゃとあせったり将来に不安を感じたりしていないことです。劣等感を感じるどころかアクセク働いている人間より自分は高等だと優越感さえ感じています。


明治時代にニートがたくさんいたとは思えません。ほとんどいなかったでしょう。それなのに夏目漱石はニートを主人公にしているのが興味深くおもいます。「こころ」にでてくる先生も大学を卒業して働かずずっとブラブラしている人でした。夏目漱石はブラブラしている人が好きなのでしょうか。それとも自分もブラブラしたいという願望の表れなのでしょうか。

[やはり高等遊民になりたい]

心を病んで社会から身を引くのは避けたいところですが「それから」の主人公のように優雅に高等遊民として生きるのは憧れます。主人公は毎日思索にふけったり読書をしたりパーティーにでかけたりして生活を楽しんでいます。僕もニートのような生活を送ったことがありますが優雅とは正反対のものでした。


自分のニート生活が優雅とならなかったのは親が資産家でなかったことが一番大きな要因ですが僕のメンタルも大きな要素でした。自分が何をしている時に一番楽しいのか本当に自分が好きなことは何なのかどんな人生を送りたいのかなどがはっきりしていなかったため心にゆとりが持てませんでした。


友人の一人で高等遊民のような生活を送っている人間が一人います。親が資産家で親の金でマンションにひとり暮らしで住み毎日好きなように暮らしています。もちろん心の内面はわかりませんが話をしている限りは楽しそうに生活を送っており悩んでいる様子はありません。職場で苦しい状況になるとよくその友人を思い出しました。自分もああいう生活が送りたいなという気持ちが沸き起こりました。


その友人はずっと働いていない状態で今後社会復帰する様子はありません。あまり立ち入ったことは聞かないようにしているので詳しいことはわかりませんが自分の人生に迷いがないように見えるので自分が本当に好きなことがわかっているのでしょう。僕も好きなことをはっきりさせて優雅な高等遊民生活を送りたいと考えています。

[収入は複数作っておきたい]

優雅な高等遊民生活を送るのはいいですが「それから」の主人公も僕の友人も親の金だけに頼っているという点で不安要素も大きいです。実際に小説のほうは親から経済的な援助を打ち切られて途方に暮れることになります。僕の友人がどうなるかわかりませんが少なくとも本人は不安に感じていないようです。その辺たいしたものだと皮肉でも嫌味でもなく感心します。


高等遊民に限らず収入は可能なら分散しておきたいところです。ブログでもYoutubeでもヤフオクでもバイトでもなんでもいいですがメインの収入以外にも収入があれば本当に心が自由になれるし他人に対しても寛大になれる気がします。

[まとめ]

夏目漱石の「それから」は人間の愛情とか現代人の苦悩といったことがテーマであると思いますが僕はセミリタイアの生活の仕方として読みました。夏目漱石の「こころ」が好きな人なら楽しんで読めると思います。