自由を求めて

セミリタイアを目指す40代会社員の日々感じたことの記録をしていこうと思います。連絡先はkenkou146@gmail.comです。

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「無気力なのにはワケがある」を読んで

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[学習的無気力]

Amazonで紹介されていたので購入して読んでみました。面白いと言えば面白いのだけど正直当たり前の事がえんえんと書いてある印象でした。ネズミや犬に電流を流して電流を止めるボタンを押すことができるかどうかという実験を1冊何度も繰り返している印象です。


わざとボタンを押しても電流が止まらないようにしていた犬やネズミはしだいに無気力になっていきます。要するに行動しても無駄だと学習すると動物は無気力になります。しかしこんなことはわざわざ動物実験してもらわなくても誰でも知っていることです。


ネズミの場合、実験の後ストレスの成分を調べるために解剖されてしまいます。こんなわかりきったことに何年も動物実験する必要があるのかと疑問に感じました。たとえば暴力を振るわれたら動物は怒りや恐怖を感じるとか実験しなくても分かります。それと同じレベルだと思うのです。


それに無気力というのは必ずしもうまくできないから無気力になるというものではないような気がするのです。学校の勉強の場合、やればできるということはほとんどの学生は分かっています。分かってはいますが大変だったり面倒だったり苦痛だったりするのでやりたくないのです。


頑張っても試験でいい点数がとれないからやる気をなくすということももちろんありますがそれだけではありません。勉強すればいい点数がとれると分かっていても楽しくないからやりたくないのです。そして学習的無気力感からうつ病になるということも書いてありました。


確かにそういうケースは多いと思います。学校や職場の人間関係がうまくいかなかったり勉強や仕事がスムーズにいかなければ人間はうつ病になってもおかしくはありません。ただ自分自身の事を振り返るとうまくいかなかったからうつ病になったというよりは、まず最初にうつ病になり、うつ病になってしまったがゆえに他の様々なことがうまくいかなくなったという感じなのです。


そもそもうつ病はなぜ起こるのかということが謎でした。世間的には成功者で幸せそうに見える人でもうつ病になることはあるので物事がうまくいかないから無気力になりうつ病になるという風に単純には言えないようです。食生活の改善や運動不足の解消、心からくつろげる時間の確保くらいしかうつ病対策は思いつきません。


不毛な動物実験していないで合法的な薬を一粒飲めば明るい気分になり向上心もわくような薬を科学者は開発してくれないだろうかと思います。

[成功体験がやる気を生む]

無気力に一番効果があるのは過去の成功体験です。これもさんざん動物実験をして証明していました。実験しなくてもわかりますよね。1回成功体験を経験できるかということが非常に重要になってきます。一度でもあればかなり挫折や失敗に強くなれるわけです。


ただ最初の成功体験が積めるかどうかというのは運による要素も大きいです。成功体験があれば精神的に強くなれるのはみんな何となく分かっているけどそれが難しいんじゃないかとも思うのです。スポーツでも勉強でもビジネスでも成功体験がある人間は失敗や挫折にも負けず努力や行動を継続することができます。


一方成功体験がない人間は行動することさえ難しくなっていきます。そうしてますます差がついていってしまいます。こう考えると絶望的な事実という感じがします。成功体験がない人間はわずかなことでもいいからうまくいったという経験を無理やり重ねていくしかないのです。


世の中はうまくいく人間はさらにうまくいき、うまくいかない人間はさらにうまくいかないという残酷な世界です。

[楽天的がいい]

無気力への対策は楽天家になることと本書には書かれていました。もともと人間は悲観的に考えるようにできています。厳しい自然環境で生き抜くために最悪の事態を想定して行動するようにできているのです。ただこの能力も肉食動物に襲われるかもしれない環境では有効ですが現代社会では有害になります。


何とかなるさと楽天的に生きていくのが無気力に対する最善の方法というわけです。ただこれも個人個人の性格がありますから明日から楽天的になれと言われてもなれないようにも思います。ただこういう考え方のほうが現代社会では幸福になれると知識として知っていたほうがいいのは間違いありません。


どうせ心配したところでどうにもならないことが多いですから。現代社会でも交通事故とか列車の線路に落ちるとか取り返しのつかない重大な出来事はありますが日常生活で一歩間違ったら死ぬということはあまりありません。楽天的に生きたほうがいいのは確かです。心配ばかりして眠れないよりはずっといいです。

[まとめ]

いろいろ考えるきっかけとなったので読んでよかったと思いますが当たり前といえば当たり前のことばかり書いてありました。人間の心理とはあいまいだったりするので科学的に本を書こうとするのでこうなってしまうのでしょうか。もう少し無気力への対策を読みたかったように思います。