アマゾンのキンドルストアで「ソウナンですか?」という漫画の1巻が無料となっていたので読んでみました。ストーリーは飛行機事故で海に落ちた女子高生4人が無人島に流れ着きサバイバルするというものです。リアリティがあるのかどうかよくわかりませんが作品の雰囲気は明るくサバイバルの様々な知識が登場してなかなか面白かったです。
その作品のレビューに同じ無人島に漂流した作品として「キャストアウェイ」の名前を知りました。調べてみるとアマゾンプライムの動画の中にあったので見てみました。ビジネスマンが飛行機事故でやはり無人島に漂流します。誰もいない島でたった一人で生活しなければならず文明の力も使えず苦労します。
その苦労している様子がこの映画の中でもっとも面白かったと言えます。火をつけるのに悪戦苦闘しケガをしたり島にあった何かの実を割って汁をすすったり嵐が島に来て洞窟の中に入って岩の上で寝たりととにかく苦労します。この状況で1週間くらいは生きていけそうな気もしますが、それ以上は自分なら無理でしょう。
いったいどうやって生きていくのだろうか、あるいは救助されるのだろうかと思っていたらいきなり4年後になってしまいあせりました。主人公は原始人のように髪やヒゲが伸び放題になり上半身は裸になり腰に布を巻いた姿になっていました。正直なところあの無人島に4年もたった一人で生きていくことが可能なのだろうかと気になりました。
そのあたりを詳細に描いて欲しかったのですが映画はすっ飛ばした感じでした。主人公の周囲の人間関係やら仕事を描かなければならないので仕方ないことですが時間が足りなかったようです。「ソウナンですか?」では食べられる木の実やヒトデの種類、簡単な火の起こし方、虫の食べ方などとにかくサバイバルに関する知識がたくさんでてきます。
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そういったサバイバルの知識があり、かつ相当運がよくて生きていけるのが無人島という気がします。この映画の主人公はビジネスマンでサバイバルの知識はないように思えます。もっとも原始時代には人間はたいした知識がなくても生きていたわけなのでどんな環境でも運が良ければ人間は生きていけるということでしょうか。
様々な疑問はありましたが見ていて非常に面白かったです。こういうサバイバルものを見るととにかく日常生活のありがたさというのがよくわかります。ガス、水道、電気が使えて屋根のある家に住めて布団で寝れるのがどれだけ幸せなことなのかを改めて思い知らせてくれます。普通に生活しているとそういったことに対する感謝の気持ちがなくなってしまいますが本当はものすごいことなわけです。日常生活に対する感謝の気持ちは持っていたいと思います。