[文章量はスカスカで30分で立ち読みした]
久しぶりに本屋をブラブラしていたら清水富美加さんの「全部言っちゃうね」が平積みされていたから手にとって読んでみました。一ページあたりの文章量が少なくてあっという間に読み終わってしまいました。内容はそこまでインパクトのあるものでもないし、これで1200円というのはいささか高すぎると感じました。
[芸能界の闇についてあまり書いてなかった]
内容はソフトな内容で特に誰かのことを激しく避難しているという感じではありません。イジメとかセクハラとかパワハラとか芸能界の闇の部分について感心がありましたが特に書いていなかったです。休みもなく一日中働いて月5万円しかもらっていなかったというのは本当のようでした。
あとは安い月給制か歩合制か選択を迫られて歩合制を選んだら仕事を干されたということが書いてありました。事務所の意向に逆らう所属タレントには仕事を回さないという嫌がらせをするというのは本当にあるんだなあと感じました。所属タレントをコントロールするにはそれ以外方法がないのかもしれません。
[芸能界でしか生きていけないから足元をみられる]
10代の頃から芸能界で生きてきて他で生きていく術を知らないので結果として事務所のいいなりにならざるを得ないわけです。それは芸能人に限らず会社員でもフリーランスでも同じことと言えば同じなわけです。でも会社員なら月5万円ということはないわけです。芸能人は仕事で生活していくためのハードルが高すぎる感じです。
芸能人で成功するためには芸能事務所にピンハネされまくってそれでもまだ商品価値がある人だけが大金をつかめるということでしょうか。昔から芸能人と芸能事務所の独立問題は繰り返し起こってきましたがなんでそんなにピンハネするのか不思議です。
[やりたくない仕事の話が悲しかった]
水着や体操服やブルマを着る仕事が嫌だったという話がありました。握手会で中年の男の手がベトベトしていて気持ちが悪かったというのは男としては何か悲しい気持ちになりました。やはり女性はこういう仕事は嫌々やっているですよね。当たり前と言えば当たり前ですけど。
[自分の気持ちが落ち着ける場所ならどこでもいい]
なぜ出家したかについては心が落ち着ける場所で自分のことを心から心配してくれる人たちがいたからということでした。でも心が落ち着けて自分のことを心配してくれる人がいるならどこでもいいという感じでした。
自分の居場所があるというのは人間にとって生き死にに関わるくらい大きな問題ということなのでしょう。仕事中毒になってしまう人も多分自分の居場所があるからというのも大きいかもしれません。人によっては出家してでも得たいのが居場所というものなのでしょう。
[まとめ]
なぜいきなり出家したのか興味があったので読んでみました。理由は書いてあることはありましたが今ひとつ内容が薄く感じました。立ち読みでもすぐ読み終わるので特別な理由がない人は買わなくてもいいかなと思います。

全部、言っちゃうね。 ~本名・清水富美加、今日、出家しまする。~
- 作者: 千眼美子
- 出版社/メーカー: 幸福の科学出版
- 発売日: 2017/02/22
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