最近、プライベートに加えて職場でも立て続けにトラブルがおこりダウン寸前となっています。自宅で休んでいても心が落ち着かず胃に鉛があるような状況となっています。
うつ病とは違うかもしれませんが心が不安定な状況は同じです。何とか精神の安定を取り戻すため、うつ病対策で有名な森田療法を試してみたいと思います。
[あるがままになすべきことをなす]
森田療法で有名なのは「あるがままになすべきことをなす」という言葉です。心の平穏を求めてあれこれ悩むより、行動していればいつの間にか悩みもなくなっているというものです。
職場でto doリストを消化していると落ち込んでいても知らない間に心が穏やかになっていたという経験はよくあります。職場は強制的に森田療法を実践していると言えそうです。職場が原因でうつ病のような状態になったのに職場がうつ病を直しているわけです。
大事なことは無理に心を穏やかにしようとするのではなく、ただひたすら行動することです。考える時間を自分に与えないように行動して定期的に自分の感情と現実に起こったことをパソコンやノートに書き込んで変化を観察します。
落ち込んだ状態なら落ち込んだ状態でかまわないので記録していきます。そのうちに気持ちが穏やかになっているはず、というのが森田療法です。最悪うつ病状態が直らなくても、やるべきことができたのだから良しとするというのもポイントです。
[心が機械になることを人は望んでいる]
人間は心のどこかで自分の存在が無になることを望んでいるタイプがいます。もしかすると大半の人間はそうかもしれません。座禅を組んだり瞑想するのも無になりたいという願望です。
生きていると苦痛や不快なことが無数にあります。悩みすぎたり考えすぎたりして自意識を持ち続けるのも、かなり苦しいのです。特に日本人は禅の影響のためか石や木と同一化することを無意識のうちに望んでいるのではないかと思う時があります。
独裁国家に住みたいとは思わないし、そこに住む人々が幸福だとは思いませんが、独裁国家に住む人々は心が安定しているのではないかと思います。自分で悩んだり考えたりする必要もなく、やるべきことが決まっているからです。森田療法とは自分が自分の独裁者となり自分に命令してやることを決めて余計なことを考えない状況と言えそうです。
[とにかく心の平穏がほしい]
心の平穏が得られるなら方法や手段は何でもいいのです。その一つとして森田療法があるのですが森田療法は心の平穏を得るためにまずは心の平穏をあきらめるというのが矛盾しているというか変わった方法です。
お金をかけずに心の平穏を得るには森田療法が最適なのではないかと考えています。カウンセラーに話を聞いてもらったりアルコールで気を紛らわせたり旅行するのもいいですが日常的にはできませんしお金がかかります。できることならお金をかけずに心の平穏を得たいのです。
[まとめ]
心の平和を得ると同時にやるべきことを片づけられれば一石二鳥です。それを可能にするのが森田療法です。ただ「あるがままになすべきことをなす」というのもかなりの精神力を必要とします。何をやってもどうあがいても苦しい気持ちから逃れられないならやってみる価値はあります。うまくいったら途中経過や結果もブログに記録するつもりです。