自由を求めて

セミリタイアを目指す40代会社員の日々感じたことの記録をしていこうと思います。連絡先はkenkou146@gmail.comです。

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カジノ幻想を読んで

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[社交としてのポーカー]
カジノ幻想という本を読みました。カジノやポーカーには興味があったのでカジノを題材とした本を読んでみたかったのです。この本はひたすらカジノのネガティブな社会影響を書いています。
 
 
僕がカジノやポーカーに興味を持ったのはアメリカドラマの影響です。ドラマの中ではたまにポーカーのシーンがあります。週末に友人の家に集まりサンドイッチを食べながらポーカーをするのがとても楽しそうに見えました。
 
 
ポーカーでお金を儲けるのが目的ではなくて友人達と集まり楽しい時間を過ごすのが目的です。いくら気が合う者同士でも毎週会っていたら話すこともそんなにないかもしれません。
 
 
それでもポーカーの合間に世間話するなら楽しい時間が過ごせそうです。お金も大金を賭けるのではなく小遣い程度を賭けて友人とワイワイやるのが目的です。
 
 
そういった社交としてのポーカーには興味があったのでカジノができたら一度見学したいと思っていました。ただ見知らぬ人との真剣勝負はハードルが高くてできそうにありません。
 
 
知り合い同士でできたらやってみたいと考えていました。またカジノのイメージもパチンコと比べるとオシャレで洗練されているように感じました。
 
 
パチンコ店だとタバコの煙が充満して音楽やパチンコの機械の音でうるさい店内というイメージです。上品という言葉と対極にある存在のように思えるのです。
 
 
だから日本にカジノができたら飲み物でも飲みながらゆったりゆったり過ごせないだろうかと考えていました。
 
 
しかしこのカジノ幻想という本を読むとカジノというのはそんな生やさしいものではないようです。
 
[地域経済にダメージ]
ギャンブルというものがそもそもサービスや商品を生み出す産業ではなく負けた人間から勝った人間に所得が移転させるだけのものです。
 
 
カジノの売り上げが何兆円などと素晴らしいことのように宣伝していますが何兆円分負けた人達がいることを意味します。本来そのお金は様々なことに使われていたはずなのにカジノ関係者の懐に入ってしまいます。
 
 
事実アメリカのカジノのある街ではレストランやホテルが軒並み潰れてしまったそうです。これはカジノが無料で飲食物や宿泊施設を提供したりするのも影響しています。
 
 
客はカジノに囲い込まれ余程の理由がないと外に出る必要がないのです。地元民はカジノにお金を吸い取られる人が増え地域経済に深刻なダメージを与えるとのことです。
 
 
マカオが成功したのは中国の富豪が莫大なお金をガンガン使っているからなのです。つまり外国人にカジノで遊んでもらえるならその国に富が生み出されると言えますが自国民が遊んでも経済に悪影響があるのです。
 
[ギャンブル依存症]
カジノの最大の問題はギャンブル依存症を大量に生み出してしまうことです。アルコール中毒と同じで耐性ができてしまい賭け金も大きくしないと楽しめなくなります。
 
 
ギャンブルをするときの興奮状態を味わうために通うようになり勝敗を度外視して賭け続けるようになります。破滅するまで止まらなくなります。
 
 
当然ヤケを起こして犯罪に走る人も増え治安は悪化します。犯罪までいかなくても失業したり家庭崩壊になったり悲惨な話しには事欠かなくなります。
 
 
これらがカジノが出来た街で本当にあったことなのでカジノはないほうがいいのかもしれません。
 
[まとめ]
この本を読むとカジノは百害あって一利なしという感じです。カジノには憧れのような思いを持っていましたが、現在でもパチンコとか競馬とか競輪、競艇などがあるので無理に作る必要はないのかなという気がしてきました。

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