自由を求めて

セミリタイアを目指す40代会社員の日々感じたことの記録をしていこうと思います。連絡先はkenkou146@gmail.comです。

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現場が回らないがすべてを正当化してしまう

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[現場が回らない]

東京医大で男子受験生が優遇されていたという事件が起こりました。その理由は男性医師の数が過半数を切れば医療現場は崩壊するという記事や意見をよく見かけました。実際に本当にそうなのかどうか僕にはわかりませんが「現場が回らない」という言葉がすべてを正当化したり反対意見を封じ込めたりすることはよくあるよなと思いました。

 

「現場がまわらない」という言葉はあらゆる正論や反論を打ち砕きます。「それはおかしいのではないか」「それは法律に反しているのではないか」という言葉も「現場が回らない」という言葉で撃破されるシーンを何度も見たことがあります。僕自身はブラック企業をこの世から駆逐したいと思っている人間ですが「現場が回らない」ためサービス残業したり休日出勤したりすることもあります。

 

とにかくこの「現場が回らない」は個人の信条や考えなど一切無視して物事を決めていくパワーがあります。今回の事件もそういうことなんじゃないかなと思って聞いていました。ただ素人考えで思うのは医者の数が足りないのだから増やすしかないのではいかということです。

 

医者の数を増やすと医療の質が落ちるとか医療費が上がるとか様々な問題が起こるらしいです。でもそれこそ「現場が回らない」のだから仕方ないのではないかと思うのですがどうなのでしょうか。少なくとも入試で不正をするよりはましなはずです。

 

[破綻や崩壊を受け入れる]

「現場が回らない」に対抗するためには破綻や崩壊を受け入れるしかないのではないかと最近考えています。法律やルールを無視しないと「現場が回らない」ならすでに現場は崩壊していると言えます。潔く破綻や崩壊を受け入れて違う方法ややり方を試すほうがいいのではないでしょうか。

 

ただ自分の生活や人命がかかっている場合、そんなに間単には決断はできないでしょう。でも結局ルールを破ったり個人が犠牲になって現場を回しても遅かれ早かれ破綻や崩壊はくるのではないかという気がします。少しでも破綻や崩壊を遅くすることに価値があるのかもしれませんけど。

 

医療現場の話ではなくて自分自身の環境の話をするとゆるやかな破綻や崩壊を待っているような状況です。人間関係も良好になり平穏な日々なんだけど遠くから破滅が近づいているような感じです。医療現場に似ていると言えなくもない。なんだかんだ言って何とかなってしまう可能性ももちろんあります。

 

ただ「現場が回らない」という言葉に反論するためには破綻や崩壊を受け入れる覚悟が必要なのかもしれません。ぜんぜん解決になっていないのですけどね。実際崩壊しないまでも崩壊寸前になる覚悟は持つべきかもしれません。そうでないと「現場が回らない」という言葉にすべてを決められてしまいます。

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