自由を求めて

セミリタイアを目指す40代会社員の日々感じたことの記録をしていこうと思います。連絡先はkenkou146@gmail.comです。

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自分が発達障害者と気がついた理由

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[発達障害者として苦しんだ過去]

今回は僕が「自分は発達障害だったんだなあ」と気がついた時のことを書こうかと思います。僕はなぜか他人に嫌われ、かつその理由が自分ではわからないということがよくあったということは何回か書いたことがあります。当時は発達障害という言葉もなかったのでその可能性を考えることさえありませんでした。自分に好意的だったと思っていた人が突然敵対的な言動を始めるのには戸惑いますし傷ついたりしました。

 

それで自分が何か病気なのではないかという発想にはなかなかなりませんね。相手に対する不信感や怒りを感じるだけでした。相手も親切に「君のこういうところが良くないから直したほうがいいよ」と建設的に話してくれるわけでもなくだいたい感情的に怒りをぶつけるだけです。それもしかたないことではあります。僕も嫌いな相手にそんなに親切にできないですからね。

 

そういうわけで自分が何か問題があるという発想にはあまりいたりませんでした。もちろん多少自分にも良くないところがあるかなと思ったこともあります。ですが自分を非難する人の中にも頭がおかしいと思わざるを得ない変な人もけっこういたことから悪いのは相手だと思ってしまいました。でも明らかにまともと思われる人からも嫌われた時には悩みましたが相手の悪いところを考えて自己防衛していました。

 

[自分が発達障害者と気づいたきっかけ]

そんな僕が明確に自分は発達障害だったんだなと気づいたきっかけがありました。それは強烈な発達障害者と出会ったということです。しかも2人同時でした。その強烈な2人と仲良く仕事していこうと最大限努力してましたが、いつの間にか厳しい態度で接して冷たい態度をとるようになりました。そして気がつきました。この2人はかつての自分なのだと。

 

自分がその2人に冷たくしたように僕も他人から冷たくされていたのです。その2人が発達障害であると同時に僕自身も発達障害であったのです。かつての自分自身が他人に嫌われたり非難されたりしてもしかたないなと思いました。それでも自己弁護させてもらうなら僕はその2人ほど強烈な発達障害ではなかったです。中途半端であったがゆえになかなか気がつかなかったと言えます。

 

[強烈すぎた発達障害者] 

その2人のうちの1人のA君の特徴を説明するとまず光に弱かったです。LED以外の電灯はまぶしいと言って職場でサングラスをしようとしていました。カードキーをすると心臓に悪影響があるといって首からかけたがらず手で持っていて紛失しました。勤務時間中に職場からなんだかんだと理由をつけて離れたがりました。遅刻の常習犯でした。仕事の覚えが以上に遅かったです。

 

さらに風邪でもないのにいつもマスクをしようとしていました。それでヒゲを伸ばしたりしていました。しかし問題の本質はコミュニケーション能力のなさでした。コミュニケーション能力の無い僕から見てもこれはちょっとと思うレベルでした。僕以外の人間と次々とトラブルを起こしていきました。僕は最後まで理解者であろうとしましたが、途中で無理になりました。

 

もう一人のB君はロボットのような話し方や動き方をする人でした。B君は異常なまでに他人の感情に気が付くことができず人の神経を逆撫でにしてあちこちでトラブルを起こしました。僕は話し合って理解し合おうと何回も個人面談しました。しかし2時間ノンストップで話し続けられ心が折れました。話し続けられるということも発達障害者の能力の一つらしいです。

 

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[住みやすい社会を願っている]

幸いなことにA君もB君も転職していきました。冷静に振り返ると彼らは僕自身と同類だったのだと気がつきました。さすがにそこまでひどくないと自分では思っていますがしょせん同じカテゴリーの人間だったのです。今でも彼らともっとうまく付き合うことはできなかったろうかと思い出すことがあります。

 

そして反面教師として彼らの言動の逆をするようにしています。さらに年齢を重ねることで発達障害の症状は緩和しているように思えます。そのおかげで今はあまりトラブルもなくいちおう平穏に過ごせています。

 

発達障害の人が適切な薬を飲んだら精神が安定してコミュニケーションできるようになったという話も時々聞きます。個人的には薬で解決するなら薬をもっと気軽に手に入るよう社会になって欲しいと思います。世の中の圧倒的多数は発達障害でないためかなかそうはならないようです。

 

それでも社会は少しずつよくなっているのでそのうち発達障害やうつ病も風邪と同じように薬を飲んで寝ていれば治るようになるかもしれません。

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