会社から不本意な異動を言い渡されて絶望の中、ひとまず異動は延期という事になりました。とは言うものの1度発令された人事命令は通常取り消されません。
いちおう冷却期間を置こうという話しに過ぎません。でも本当に冷静になる事ができました。そこで思った事が素直に異動して会社に復讐しようというものです。
一人暮らしの家賃はほとんど会社負担になるので定年まで会社に負担をかけてやろうという事です。仕事ももうどうでもいいので気楽にやろうと思っていました。
しかしここへきて急激な変化がありました。本社のお偉いさんが僕と面談したいというのです。いよいよ異動を言い渡されると思って緊張して面談に臨みました。
結論から言うと異動がなくなりました。僕を異動させるのはリスクがあるというのです。そんなこと改めて言われなくても最初から分かっていたことです。
リスクがあるから異動を取り消すなら最初に嫌がった時に取り消せよと思いました。こちらは異動する気になって一人暮らしを楽しもうと思っていたので肩透かしをくらいました。
もともと揉めたのも会社の責任なのです。せめて半年前くらいに「異動があるかもしれないから心の準備しておいてね」と言ってくれれば自分の感情を整理できていました。
改まって「お前を異動させるのはリスクがある」などと言われるとこちらが悪いみたいで少し不快でした。とは言え遠方にいかなくてよくなったのはやはりホッとしました。
もともと会社に対して忠誠心などあまり持っていませんでしたが、今回の件でいっそう無くなりました。その日その日を気楽に生きていこうと思います。