自由を求めて

セミリタイアを目指す40代会社員の日々感じたことの記録をしていこうと思います。連絡先はkenkou146@gmail.comです。

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キングダム最新刊を読んでキングダムについて振り返ってみた

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[始皇帝がやたらとかっこいい]

僕がこの作品を見始めたのはアニメからでした。同僚が面白いと言っていたので試しに見たら止まらなくなって全部見てしまいました。続きが気になり漫画を読み始めることになりました。最新刊がでるとついキンドルでポチってしまいます。

 

この作品を読んで意外に感じたのは若き始皇帝がやたらとかっこよく描かれていたことでした。民衆の事を考え部下思いで正義感が強く王の威厳を持った人間となっています。始皇帝というと独裁者で暴君で非道というイメージを持っていたので意表をつかれました。僕の始皇帝のイメージは司馬遼太郎の「項羽と劉邦」に少し出てくる始皇帝です。

 

キングダムという作品の中で後の始皇帝となる少年は500年以上続いた戦国の世を終わらせる志を立て中華統一を目指します。現実にも国家統一の過程においてはカリスマがあり魅力的な人物だった可能性はあります。しかし歴史的な事実として疑い深く残酷でメチャクチャな人間だったことは間違いありません。今後漫画の正義感の強いキャラクターと現実の始皇帝の行動の整合性をどうするのかが楽しみです。

 

現在45巻まで出版されていますがまだ他国を一国も滅ぼしていないので始皇帝となるのはまだまだですが10年くらい待つ覚悟はあります(笑)

 

[気合と根性で基本的に困難を乗り越えていく]

始皇帝についていろいろ書きましたがこの作品の主人公は信という武将です。天下の大将軍を目指して戦場で戦っていきます。この作品の中では戦略や戦術らしきものも出てきますが基本的に気合と根性ですべて問題を解決していきます(笑)

 

絶対絶命のピンチになりどうやって乗り越えるのかドキドキしてみていると主人公が「ウォー!!」と叫んで暴れまわり危機を脱します(笑)このパターンが多いのですがなぜか爆発的に面白いのです。展開や戦いの見せ方がうまいのとキャラクターの魅力が大きためでしょう。

 

[人がまるでごみのようだ]

戦国時代を扱った作品なので仕方ないとは思いますが人の命がゴミのように扱われていきます。一般兵は容赦なくどんどん命を落としていきます。当時は人権意識など皆無でしょうからリアルといえばリアルです。

 

主人公の率いる部隊は最初農民の集まりで100人程度しかいません。それでおとりとして武装した何万の兵に突っ込んでいったりします。主人公についていったら命がいくつあっても足りない感じです(笑)

 

[圧倒的な面白さがすごい]

いろいろと突っ込みどころがありつつもとにかく爆発的な面白さがすごいです。読み始めたら次々とページをめくって読み終えると次の巻に手をのばしてしまいます。キングダム依存性となってしまったかのように読み続けてしまいます(笑)

 

なぜここまで中毒性があるのか考えてみると「友情、努力、勝利」という王道を見事に表現しているというのも理由の一つだと思います。仲間と協力して強敵と戦って勝利したときに圧倒的な満足感を味わえるのです。

 

[まとめ]

歴史的な事実として始皇帝が中華を統一して一代で国は滅びてしまいます。それを考えると主人公たちが命懸けで戦っているのも無駄とは言わないまでも何か悲しい運命のようなものを感じてしまいます。

 

ただ作品を読んでいる間はそんな物悲しい気持ちが吹っ飛ぶくらい熱中して読んでしまいます。作品のなかでどのように中華を統一していくのか楽しみです。歴史に興味がある人には読んで損はないと思います。

 

 

キングダム 45 (ヤングジャンプコミックスDIGITAL)

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