[2時間ノンストップでしゃべる人]
先日、発達障害の本を読んで自分は発達障害だったんだなあと改めて思いました。自分は悪気は全くないのになぜか人間関係が壊れることが多かったのですがその理由がよくわかりました。さんざん苦労しましたが現在は何とかスムーズに対人関係を築けるくらいには対人スキルを身につけました。
もっともどんな人間にも発達障害的な部分はあると言います。対人関係に悩んだことがない人もいないでしょう。僕はまだ症状が軽いほうだったと言えなくもないです。過去を振り返ると純度の高い発達障害の人に会っていました。その時は発達障害という言葉も知りませんでした。
だから単に悪意の塊と感じてしまいましたが病気だとわかっていればもう少し冷静に対応できたのではないかという気もしています。発達障害の症状の一つにしゃべるのが止まらないというものがあります。まさにこういう人と仕事をしていた時があります。もともとその人は機械的というかロボットのような話し方や動き方をする人でした。
学歴は高く頭は悪くなかったですがとにかくしゃべりまくるひとでした。最初は良好だった人間関係もだんだん悪化していきました。一度じっくり話して関係を良好なものに戻そうと試みました。会議室で2人で話すことにしたのですが、その時は相手の言葉をさえぎらないと決めて話し合いに臨みました。
結果2時間ほとんどノンストップでしゃべりまくられました。2時間というのはかなりの時間です。居酒屋に友人と飲みに行っても2時間あればかなりがっつり話せます。それをほとんどひとりで話し続けるというのは異常と言わざるを得ません。しかも内容はどうでもいいことだったり人をイラつかせることだったりします。
まあそれは僕の主観ですが普通は2時間も話すことなどないのです。発達障害の特徴である会話のキャッチボールができない、相手の感情を読むことができない、話すのをとめられないなどの病気の症状だったわけです。病気だったのだから仕方のないことです。
[2人きりで話していて居眠りする人]
発達障害者は興味のあることには驚異的な集中力を発揮する一方で興味のないことは一切頭に入ってきません。程度の差はあっても誰でもそうですが、その症状が極端なのです。業務の話も右から左に流れている感じが外から見てもわかります。一番驚いたのが2人で会議室で話している時に居眠りを始めたことです。
興味のない話しだったのでしょうが2人で向き合って話している時に居眠りができるものなのかと呆然としました。これが大勢の参加する会議ならまだわかります。必ずしも自分が発言するわけではないし大勢いれば目立たないからです。その人は別に前日徹夜をしていたわけでもなく会議室に入るまでは普通にしていました。
他にも業務時間中にどうどうと居眠りをしていた人もいました。偉い人に見られる可能性もある場所でした。その代わり興味のあることにはものすごい集中力を見せました。ただ興味のないことには全く関心を持てないというのは色々致命的だなあと感じました。
[部屋の電気をまぶしがる人]
音や光に以上に過敏になる症状もありますがそういう人にも会ったことがあります。部屋の電気がまぶしいというのです。サングラスをしたり部屋の電気を消そうとしたりしました。LEDの光なら大丈夫とかわけのわからん事を言うなあと戸惑いました。LEDができるまではどうしてたんだと不思議に思いました。
コンビニや電気屋に行った時はどうしていたのでしょうか。カードキーは心臓に悪い影響があるといって首からかけれず失くしたりしていました。多分今後も苦労するだろうと思われます。そばにいるときはふざけた奴だとイライラしましたがこれも病気だったわけです。だからと言って許容はできないことではあります。
[まとめ]
僕もその一人ではありますが発達障害で苦しんでいる人は多いと思われます。もう少し社会全体でこういう病気があると認知されればいろいろ対処方法が生まれるのではないでしょうか。ただ結局ボロボロになりながら処世術を学ぶしかないのかもしれません。