[覚えても使えないのが辛すぎる]
日本人が英語を習得しようとする場合は他の国の人の何倍も時間や気力が必要となります。日本人は英語ができないなどと軽蔑した気持ちを含んだ言い方をされることがありますが日本人として生まれた人間の宿命のようなものです。
日本語はアクセントも少なく使っている平坦で使っている音も少ないので日本人は他の言語を耳ですぐ理解したり真似たりするということができません。苦労して単語を覚えたり文法を理解しても全く聞き取れないし話しても理解してもらえなかったりで絶望的な気持ちを味わうことになります。
もちろんどんな国の人にとっても外国語を覚えるということは大変なことです。ですが日本人の場合は単語、文法の他に音の問題があります。そしてこの音の問題があまりにも大きいのです。単語や文法なら受験勉強的に努力を続けていけば成果は出やすいです。発音をなんとかしようとするとスポーツ的な要素があり簡単には効果がわかりません。これが日本人が挫折しやすい理由となります。
[英語だけできてもダメというのも辛い]
戦後まもなくという時代なら英語ができる人間が重宝されていました。しかし今の時代英語がそこそこできるという人間はあふれています。英語ともう一つ組み合わせる何かが求められているのです。英語と医療知識とか機械の知識とかプログラムできるとか何らかの専門知識を求められます。英語を習得するだけでも大変なのにこれも辛いといえば辛い話です。
[必要な表現に絞って覚えるしかない]
日本人が英語をきちんと習得しようとすれば膨大な時間が必要であることは間違いありません。膨大な時間を費やしても英語だけできる人間は必要ないと言われて膨大な時間をかけただけの労力に見合うリターンはない可能性もあります。何か専門知識を身に付けて余力で英語を勉強するというのがいいのかもしれません。
その場合、専門分野がすでにありそこに時間と労力を使わなければならないので英語にあまり時間を使えないかもしれません。徹底的に使う可能性がある英語表現に絞って覚えていいたほうがいいです。ニュースを聞けるようになるとかドラマを楽しめるようになるとか目標としては素晴らしいですが挫折する可能性も高くなります。あくまで余力があればやるというスタンスがいいでしょう。
[まとめ]
日本人に生まれてしまったなら外国語習得を目指さないで済むならそれに越したことはありません。もちろん趣味程度で楽しんで勉強するなら全然ありです。本気で習得しようとすると日本人はハンデが大きいのは覚悟しないといけません。
どうしても習得したい、習得せざるを得ない状況なら勉強する範囲を絞り覚える表現を絞って勉強して余力があれば他に手をだすのがよさそうです。