自由を求めて

セミリタイアを目指す40代会社員の日々感じたことの記録をしていこうと思います。連絡先はkenkou146@gmail.comです。

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しょぼい起業で生きていくを読んで

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しょぼい起業で生きていく

しょぼい起業で生きていく

 

 

[コミュニケーション強者の方法]

今年のはじめの方に脱社畜サロンの主催者の経歴に疑義を投げかけた人ということで著者のえらいてんちょうという人を初めて知りました。その時はそういう人がいるんだなと思うだけでした。最近本屋を歩いていたら、えらいてんちょうの本がひら積みになっていて立ち読みを少しして興味を持って買ってみました。

 

本のタイトルになっているしょぼい起業とは、朝起きれない、満員電車に耐えられない、1日8時間拘束に耐えられない、お金も技術もない人でもできる起業ということです。読んでみた結果思ったことは、読み物としては面白いけどこれを実行できるのはよほどのコミュニケーション強者でないということです。

 

僕の考えでは90パーセントの人は無理です。結局普通の起業と同じで成功度はかなり低いでしょう。しょぼい起業はまず家賃の安い店舗を借りてそこに住んでしまい家賃を浮かしします。まあ、これは理にかなっているし理解できます。次にいつも店舗を開けておいてあの店はいつも開いていると認識されるようにします。

 

そうすると毎日店に来る謎の人が現れ、その中から無給で手伝ってくれる謎の人が現れ謎の売上がありなんとかなっていくということです。地元に溶け込んで地元の人たちに愛されれば確かにこういうことはありそうな気もします。しかしこれを実行できるというのもかなりの特殊能力で並みの人間ではないです。

 

もっとも、しょぼい起業はお金をかけていないので失敗してもかまわないという発想です。とにかく経験を積んでなんとか生きていくということなのでとにかく始めることが大事なのでしょう。

 

[眩しすぎる人生]

しょぼい企業の例として喫茶店をはじめた若者の例が書かれていたのですがあまりに素晴らしすぎて眩しい人生で頭がクラクラしました。喫茶店は結果として大成功するわけですがその過程がまた凡人には不可能と思われました。まずSNSで人気者となり大勢の支援者ができます。

 

この段階で少なくとも僕には無理です。相当な人間的魅力、行動力、情熱、意志の強さを感じました。さらに起業を手伝ってくれて一緒に頑張ってくれた女性と結婚、眩しすぎる人生です。すばらしいなあと思うのだけど真似はできそうもありません。

 

[かなりの割合を対談が占めている]

この本はかなりの割合が対談で占められています。相手はPHAさんと借金玉さんです。僕は2人とも興味のある人だったので面白く読めました。ただ普通は対談というのはおまけ程度だと思いますが完全にこの本のメインコンテンツの一つとなっています。4分の1くらいは対談が占めています。この2人に興味がないともう本の内容は終わりかと少しがっかりするかもしれません。

 

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[まとめ]

最初に述べたように読み物としては面白いけど真似するのは極めて難しく感じました。しょぼい起業を実行出来る人は相当優秀な人です。真似できるのは安い店舗を借りてそこに住むということくらいでしょうか。多分このしょぼい起業を実現出来る人は会社に勤めてもうまくやれそうです。

 

学ぶべきところや参考になる考え方も部分的にはあるのでサラリーマンに悩んでいる人は読む価値はあると思います。要するに雇用されずに定期収入を確保したいということなんですけど僕も何かいい方法を考えたいです。

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